介護して働いていく上で収入を上げるためには、資格を取るという方法はとてもおすすめです。今自分が持っている資格よりもより上の資格を取ることによって、介護に関するスキルアップができるとともに基本給のアップも期待できるためです。

平均月収を例に挙げると、資格を持っていない人が約26万円であるのに対し、介護職員初任者研修を修得していると約28万円、実務者研修を修得していると約28万円、介護福祉士だと約31万円、ケアマネージャーは約34万円となり、大きな差があることが分かります。

それでは、どのような資格が良いのかというと、「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」「ケアマネージャー」の4つになります。

介護職員初任者研修は、以前はヘルパー2級という名前でした。未経験の人でも介護の知識を学ぶことができるので、資格も取れて実務にも生かせるという、取得しておきたい資格です。

介護福祉士実務者研修は、以前はヘルパー1級と呼ばれていました。国家資格である介護福祉士を目指している人は、必ず取っておきたい資格であり、介護職員初任者研修を受けていなくても、いきなりこの資格を受験することは可能です。

介護福祉士は国家資格であり、別名ケアワーカーとも呼ばれ、これは介護職で唯一のものです。この資格を持つことは専門知識を有しているという証明でもあるので、その評価により収入も高めになることが多いです。

ケアマネージャーとは、ケアプランを作成したり、利用者とサービス事業者との間に入って調整を行う、介護保険に関するプロです。介護支援専門員とも呼ばれ、事業所以外にも、施設や自治体の相談窓口での業務となります。