介護職に就いている人の中で、現在の職場に満足していないと答えた割合は約34%でした。その理由は、給料が安いから。仕事がきつい割に給料が安いと言われる原因は、介護報酬額が国で決められていることや人員配置が決められていることが挙げられます。しかし転職することで収入をアップさせることができる可能性があります。
介護職が転職して収入をアップする上で、就職先を選ぶポイントはいくつかあります。具体的には勤続年数に関わらず実力を重視してくれるところを見つける、給与規定が高いところを探す、福利厚生・手当が充実しているところを探す、そして長く働けるところを見つけるなどです。
現在、日勤のみの仕事であるなら、夜勤があるところに転職すれば夜勤手当等がつくのでその分収入アップとなりますし、新しい職場に転職したことでまた新たな気持ちで働くことができます。新しい職場で今までとは違った利用者と接することになりますから、介護の幅も広がるでしょう。
ただし転職にはデメリットもあります。転職するにはまた就職活動のようなことをしなければなりませんし、手間がかかります。また、転職先が今よりも良い条件かどうか、職場の雰囲気はどうなのか、などはっきりしないことがたくさんあります。本当に転職した方が収入アップとなるのかをよく考えてから行動に移すようにし、後悔のない転職ができるようにしたいものです。
資格が無くても介護の仕事はできますが、やはり資格があるのと無いのとでは収入に差が出ます。資格が無い人はまず介護の資格を何か一つ取り、それから転職することも検討してみてはいかがでしょう。